厚生労働省の 平成30年雇用動向調査調査の概要では、平成30年の日本全体の就職者7660万人に対して、離職者は7240万人で、420万人の就職者の増になっています。
このうち一般社員 4240万人離職者4140万人で100万人の増、パート社員は差し引き、320万人の増ということになっています。
このように非正規の就職者が増えていることがわかります。
採用活動を行っても満足するほど応募が集まらないとか、求める人材にギャップがあるということが続いています。
状況を少しでも改善する目的で、東京都は「ジョブリターン制度」を推奨し、20万円の助成金を出して援助しています。
「カムバック制度」と呼ぶこともあり、厚生労働省は「再雇用制度」と言っています。
その呼び方のほうがわかりやすいかと思います。
この制度で作る規則は、
退職の理由を、
(1)結婚
(2)配偶者の転勤
(3)介護
(4)妊娠
(5)育児
(6)私傷病
に限定して、退職する従業員が望めば、「登録シート」で登録してもらい、ある一定の期間、その部署で求人があるたびにメールでお知らせをして、面接に来てもらい、通常の採用プロセスに従い合否を決定する。
というものです。
会社としては、なれた従業員が戻ってきてくれる有難さと、従業員からしても、やむを得ず退職しなくてはならない理由があっても、その理由が解消すれば、また同じ会社で働けるかもしれない。
何よりもスキルが継続して生かされるということで採用時点でも、大きなインセンティブになることかと思います。
とてもよい制度かと思います。
助成金のエントリーは 9月20日70社
10月18日 20社の枠があります
ご興味のあられる会社様はご連絡ください。