コロナの感染拡大が止まらず、
新たに北海道他、7県に緊急事態宣言が発令されました。
顧問先会社でもコロナ感染は増えており
健康保険の傷病手当金の請求が多くなっています。
一方労災申請は、感染が「業務に起因して感染したものであると認められる場 合」とされ、通常の会社ではハードルが高い点があります。
2021年7月30日現在では、請求件数の累計が15,936件、
決定件数の累計が11,480件とされています。
申請は、当然医療従事者等の請求が高く
それ以外では社会福祉・介護事業の請求件数が多いと報告されています。
一般の会社では、「業務に起因して感染」という点に、判断が難しいことがあり ます。
ただしリーフレットの判断基準には
〇複数の感染者が確認された労働環境下での業務 としているので、
職場の1人目は対象とならないが2人目からは申請対象としてよいとも言われてい ます。
しかしマスクをしていると濃厚接接触者に当たらないとされるので、
対象か否かは出してみないとわからないということかと思います。
関連してワクチン接種で「フリーライダー」という言葉が耳にすることがあります。
集団の利益にタダ乗りする人という意味があります。
多くの人が接種して集団免疫を獲得しようとするときに、持論を並べてうけない で集団免疫のタダ乗りということですが
人事的には以前からある言葉で
自分のやるべき仕事をせずに楽をして、報酬はしっかり受け取ろうとする社員
他人の成果を横取りする等の社員がいます。
責任や成果の判定があいまいな日本のメンバーシップ型の人事制度では
「フリーライダー」を見抜けていない場合があり
生産性が上がらない理由の一つでもあろうかと思います。